
■平成19年3月27日
男女賃金差別訴訟が和解 「格差是正を」大阪地裁
共同通信によると、女性であることを理由に昇格や賃金で差別されたとして、アステラス製薬(合併、旧藤沢薬品工業)社員仙頭史子さん(55)=大阪府大東市=が、同期の男性との差額賃金約 5,500万円などを求めた訴訟は 27日、解決金 2,500万円の支払いなどを条件に大阪地裁で和解した。
山田陽三裁判長は和解条項で「男性社員との間に格差があり、是正すべきだ」と指摘。「今後、処遇で男女差別がないようにする」との内容が盛り込まれた。
仙頭さんは「差別が公に認められ、心の晴れる思い。今も差別は続いており、ほかの社員への誠実な対応を希望する」と話し、代理人の弁護士も「男女差別訴訟で最高額の和解ではないか」と評価している。
訴状などによると、仙頭さんは 1973年に当時の藤沢薬品に入社し、開発研究部門の研究職や営業職に就いた。しかし、性別や学歴別の賃金体系があり、初任給や昇給で男性と格差があったほか、昇格も平均的な男性社員の 2倍の期間がかかったという。
会社側は「男女で採用区分が異なる」などと反論。地裁が昨年 12月に和解を提案した。