
■平成19年7月31日
過労死したファミリーレストラン店長中島富雄さん=当時(48)=の妻晴香さん(51)が 31日、富雄さんが加入していた「すかいらーく労働組合」を相手取り、組合の義務を果たさなかったことの謝罪などを求め、武蔵野簡易裁判所に民事調停を申し立てた。過労死問題で労組の責任を追及するのは異例。
申し立てによると、富雄さんは 2004年 8月、脳梗塞を発症し、10日後に死亡。残業時間は月平均 130時間に及び、05年 3月に労災認定された。会社は責任を認めて謝罪、昨夏示談が成立した。
一方、労組は組合員の健康や生命が侵害されないよう労働条件の改善向上を図る義務を負っているのに、改善申し入れなどの措置を何も行っていなかったという。さらに、組合委員長が、過重労働が本人の責任であると受け取れる発言をしたとし、説明と謝罪も求めている。
同日会見した晴香さんは「 3年たっても悲しみは癒えない。組合がしっかりしていれば、こんなばかげた残業はあり得ない。他の会社の組合も襟を正してほしい」としている。
高橋真一郎すかいらーく労働組合書記長の話
事実関係を含め、内容を確認していないので現時点ではコメントできない。