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偽装派遣

グッドウィル課長ら逮捕:労働者を二重派遣【警視庁】(20.6.3)

■日雇い派遣大手グッドウィル(GW、東京)が禁止されている労働者の二重派遣を手助けしたとして、警視庁保安課は3日、職業安定法違反(労働者供給事業の禁止)ほう助の疑いで、東京都新宿区新宿、同社事業戦略課長上村泰輔(37)、江東区亀戸、新宿第5オフィス責任者野上敏弘(35)ら計3容疑者を逮捕した。

二重派遣は、労働者への責任があいまいになることなどから禁止されているが、逮捕者は初めて。

同法違反容疑でGWから派遣された労働者を二重派遣していた港湾運送関連会社「東和リース」(東京)の元常務江川隆一容疑者(47)=板橋区小豆沢=も3日、逮捕した。
法人としての両社と、東和リースが労働者を二重派遣していた港湾運送会社2社の幹部らを近く書類送検する予定。保安課は、GW経営陣の関与についても慎重に捜査し、違法派遣の全容解明を進める。
調べに、上村、江川両容疑者は容疑を大筋で認めているが、野上容疑者ら2人は「さらに派遣していたとは詳しく知らなかった」と否認しているという。
調べでは、江川容疑者は2006年5月ごろから07年6月ごろにかけて、27回にわたり、GWのイベント新宿支店から派遣された労働者5人を、港湾運送会社2社に二重派遣。上村容疑者らGW側3人は東和リースの二重派遣を認識しながら派遣を続け、手助けした疑い。
上村容疑者は当時、イベント新宿支店など東日本の13支店を統括する北関東エリアマネジャーだった。野上容疑者は同支店の責任者だった。

厚生労働省東京労働局は今年1月、GW全事業所に4〜2カ月の事業停止命令を出し、東和リースを刑事告発していた。(共同通信)

■労働者から二重にマージン/GWと東和リースが収受
人材派遣大手グッドウィル(GW、東京)の二重派遣事件で、派遣労働者一人につきGWが約5,000円、派遣先の港湾運送関連会社東和リースが約2,000円のマージンをそれぞれ取っていたことが3日、警視庁保安課の調べで分かった。
保安課は両社が違法性を認識しながら、継続的にマージン収入を見込める二重派遣を続けていた疑いもあるとみて、解明を急ぐ。

二重派遣は、労働者への責任があいまいになるうえ、マージンの二重取りなどの問題が指摘されており、職業安定法で禁じられている。
職業安定法違反ほう助の疑いで逮捕されたGW事業戦略課長上村泰輔容疑者(37)らGW側の3人は2007年5月と6月、延べ186人の派遣労働者の氏名や性別といった事項を記した書類を派遣先の東和リースに渡さなければならないのに、これをしないまま派遣していたことも判明。
厚生労働省東京労働局によると、GWは02年ごろから東和リースと取引を開始。GWは04年10月から2年9カ月間で、延べ約1万8,800人を東和リースに派遣、うち1,240人がさらに別の港湾会社に二重派遣されていた。
派遣労働者が港湾業務に従事することは労働者派遣法で禁止されているが、GWは船舶業務に就いた労働者に「特殊勤務車両」名目で500円の上乗せ手当を支払っていたという。(共同通信)

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